自噴温泉の秘密・・・つづき

すっかり秋らしい陽気になってまいりました。

朝晩の冷え込みもきつくなり、布団から中々出られません(笑

ようやく出ると、外はまだ真っ暗・・。冬はもうすぐですね。

さて、それでは前回の続きです。

自噴温泉なのになぜ、ポンプがというところから続きます。

自噴温泉では基本的に年間通じて、温泉を止めることはありません。

つまり温泉は常に湧き出ているのですが、例外もあります。

それは源泉に近い配管等を交換する時です。

その際は危険なので完全に止めてしまうのですが、また自噴を

復旧させるのがこのポンプの役割です。

自噴は止めてしまうと、源泉の湯が下からの圧力をその重さで

蓋をするような形になります。ポンプでその上(上といっても地下200m

位の話ですが)に溜まっている湯を汲みだすと、またガスの力で

自噴が始まる・・・簡単にご説明するとこんな感じです。

要するに数年に一度使う程度なのに、でも必要・・というもの。

私が使用するのを見たのは1度だけ!しかもそのポンプを新品に

交換するために自噴停止、新しいポンプで復旧!

まさにマッチポンプ状態(笑

ちなみにこのポンプ、円筒形でかなり大きなものです。

源泉はこの大きなポンプと、管の隙間から湧出しているのです。

つまり、当初の鉄管 →グラス管(細くなる) →中にポンプ

という図式で湧出量が変化しました。

しかしながら、毎分1000Lというのは十分すぎる量で

全ての浴槽をかけ流しに出来てしまうんです!

だいぶ長くなりましたので・・まだ続くかも。

by川越鷲